書籍紹介 英文法の魅力

目次

はじめに

英語勉強に関する新書を紹介します。

今回紹介するのは「英文法の魅力 日本人の知っておきたい105のコツ」です。

以前にご紹介した「英語の質問箱」の続編にあたる書籍です。

書籍の概要

こちらの新書は2010年から2012年に東京新聞及び中日新聞に連載されていた「英語の質問箱」が編集され、書籍化されたものとなっております。

著者は里中哲彦さんで、書籍に記載されている情報では河合塾の講師となっています。

同著者の「英語の質問箱 そこが知りたい100のQ&A」の続編にあたり、書籍のスタイルも前回同様で、読者から寄せられた英語に関連する質問が105個掲載されており、それに里中先生が回答するという内容になっています。

前回より5個増えていますね!

各質問とその回答が見開き1ページに収まっていますので、書籍全体も約210ページ(105の質問×見開き1ページ(つまり2ページ))で、非常に読みやすいレイアウトになっています。

書籍の内容

里中先生の前著と比べると掲載されている質問が5個増えているのですが、今回も本当に面白い質問がたくさんあります。

また、前書きにも書いてあるのですが英語に関するちょっとした小ネタといいますか、プチ情報のようなものを教えてくれるのかなと思いつつ、読んでいると「英文法」が意識された構成になっていて、勉強になりました。

今回、私が個人的に面白い、勉強になったと思った質問ベスト3は以下のとおりです。

「本」と「予約する」 bookの本来的意味

前置詞を文末に置いてはダメ?

リスニング能力を高める

他にもたくさんの魅力的な質問がありますし、それに対する回答も分かりやすいもの、納得してしまうものばかりです。

英語の勉強はしたいけれど、いきなり参考書・文法書をやるのは抵抗があるという方はぜひ本書をやりなおし英語のきっかけにするのも良いと思います。

ただ読むだけではもったいない!!

新書だとスラスラ読めてしまいますので、一度読んで終わり!となってしまいがちですが、せっかく読んだ書籍ですから、今後に役立てたいと思います。

とくに本書は「英文法の魅力」というタイトルではありますが、アメリカの街中ではこのような標識とか注意書きになっていますよと教えてくれるものもあれば、あの歌詞にはこのような意味がありますといったことも学べますので、覚えておけば普段から使えそうな英語、そして英語を学ぶ上で役立つ文化などがたくさん掲載されています。

そのため、ただ読むだけでは本当にもったいないなと感じました。

私なりに行っている読み方・活用方法をご紹介します。

自分が使いたい表現かを考えてみる

普段の会話、メール、ラインなどで友達や同僚に対して、自分がどのような発信をしているかを考えながら、読んでみます。

そうすると必ずいくつかは「これはそのまま使えそう」といった表現があると思いますので、そのまま自分のモノにしてしまいましょう。

型を意識する

例えば本書には「彼は二人用のテーブル席を予約した。」という英文が載っているのですが、これはよく使うな!とはあまり感じないと思います。

でも、「二人用のテーブル席を予約したよ!」と友人に使う機会は多いだろうなと思いませんか?

これは掲載されている英文の主語を「彼」から「私」に変えてしまえばいいだけです。そうすればすぐに使える英文が完成してしまいます。

つまり入れ替えればすぐに使えそうな表現は、ここで習得できてしまいます。

また、本書には「保護を受けられない限り、彼女は証言しないだろう。」という英文があります。

日本語でこの文章を口にする機会はなかなか無いですよね。

でも、こちらの文章はどうでしょうか?

「評価されないなら、彼女はやらないよ」

職場などでこんな会話する機会、たまにありませんか?

この文章を丁寧に書けば「評価が受けられない限り、彼女は行動しないだろう」となり、もとの日本語文から2語入れ替えただけになります。

「●●ないなら、××しない」という型を意識してみるなど、主語だけでなく、いくつかの単語を入れ替えれば使えそうな表現がないだろうか?という気持ちを持って本を読んでいると、より深く楽しめますよ!

とにかくメモ

これは私の勉強スタンスでもあるので、全ての人に適したやり方ではないのかもしれませんが、私はとにかく「書く」ことが好きなので、気になった表現はなるべくオリジナルのメモにしています。

新書だから忘れてしまった箇所すぐに開くこともできますが、どうしても書き留めておきたいのです。

1度でも書くと「あんなこと書いたなー」というのは数日、数十日くらいは覚えているものです。

さすがに1度メモしたからといって、1年後に覚えているかと言われれば確実に忘れているでしょうが、そこは適度に眺め直しておけば、再びあいまいではあるものの記憶が延長されます。

いざという時に「あっ、前にメモしたことがある!」と思い出せるだけでも、ありがたいですよね。

確実に覚えるなど大それたことは行うと思わず、ちょっとメモに残しておく程度で気楽に取り掛かるのがよいのかなと感じています。

もちろん、これは新書を読む時の話であり、絶対に覚えたいことや問題集で学んだことをひたすらメモするというのは効率的ではありませんので、ご注意ください!

おわりに

今回は「英文法の魅力 日本人の知っておきたい105のコツ」について、紹介させていただきました。

新書ですからそんなにお値段も高くありませんし、英語を学ぶのであれば知っておきたい・ためになる情報が満載の1冊となっています。自分から英語を発信することを考えるよい機会にもなりますのでチャレンジしてみてください。オススメです!

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