辞書紹介 ルミナス英和辞典 第2版

目次

はじめに

研究社さんから発刊されている「ルミナス英和辞典 第2版」を紹介します。

luminousという単語は形容詞で「光を発する」「輝くような」「明るい色の」という意味です。

2005年に発刊されているのですが、今も店頭に並んでいるのはスゴイですよね。

それだけ人気・需要もあるということでしょうか!

辞書の外観

外箱デザイン
辞書デザイン
見開きイメージ

写真では分かりづらいかもしれませんが、こちらの辞書は現在販売されている多くの辞書よりも若干背が高いです。

約1センチあるかないかくらいの差ではありますが、昔の辞書はこのくらいサイズのものが多かったような気もする。

ハッキリとは分かりませんが、実際に使ってみると縦に掲載されている情報量が多いなーと実感。

それがイヤということは全く無いのですが、普段の辞書よりは大きいので違和感はちょっとありますかね(笑)

辞書の概要

辞書名称ルミナス英和辞典 第2版
見出数約100,000項目監修・編者竹林滋ほか
出版社研究社価格(税込)3,520円
発刊年月2005年10月総ページ数2,119ページ
タテ×ヨコ19.5cm×13.3cm厚さ4.9cm
重さ965g色使い黒・赤の2色
構成1ページに2列1列の文字数(日本語)約28文字
カタカナ発音なし巻頭特集なし
表紙の裏面アメリカ・カナダ地図背表紙の裏面英・豪の地図
特徴・特集
(辞書内にある
 お役立ち情報等)
リスニング:リスニングのコツを分かりやすく解説
文法解説:文法用語を関連する単語に絡めて解説
単語の記憶:接頭語や接尾語などによる単語の記憶に有効
その他にも囲み記事が多数掲載されていますよ!
付録(巻末)発音記号表 つづり字と発音解説   
その他・ライトハウス英和辞典の上級版
・「CDと発音解説」(別売)がある。

中身をのぞいてみよう!

学習を意識した作り

2005年発刊と約20年前の発刊ではありますが、TOEIC頻出語句という項目があるのにまず驚きますね!

今では英語の実力を測るための1つの指標として超有名な試験となっていますが、当時は名前こそ聞いたことあるものの、今ほどの知名度は無かったと記憶しています。

最近のTOEICはどんどん難化していますのでこの辞書に「TOEIC対策」としてマークされている単語だけでは太刀打ちできなくなっているのも事実です。

しかしながら、学習を意識した作りになっているということはヒシヒシと感じることができます。

紙の辞書にリスニング対策

いまでは辞書と連動したアプリなどで音声を確認したり、そもそも辞書アプリが販売されていますので音声を使った学習というのも非常に身近になっていますよね。

こちらの辞書はそうしたアプリなどがない時代に発刊されていますので、発音についてもカナカナ表記を交えて解説してくれています。

この単語の語尾はほとんど発音されないといったアドバイスが例文とともに示されています。

たとえば「at all」の発音は「アトーウ」になるといった感じです。

カタカナ表記で発音を学ぶことの良し悪しについては色々と議論があるところかもしれませんが、私はこうした記載があるのは非常にありがたいことだなと感じています。

英語の勉強となるとどうしても読み書きが先行してしまうことが多いですが、そうした中で「リスニング」に関するコラムがあれば、そこは同時に学んでおきたいものです。

せっかく覚えた単語も聴き取れなければ、もったいないですもんね!

今ではなかなか見ない「リスニング対策」に関する記載も学ぶところがたくさんありますよ。

単語が探しやすい

多くの辞書には見開きページの左上に「見開きページの中で1番最初に掲載されている単語」が表示されており、見開きページの右上には「見開きページの中で1番最後に掲載されている単語」が表示されています。

ここに掲載されている単語を見ながら、お目当ての単語を探すわけです。

こちらの辞書はこの検索用の単語表記が非常に見やすく、ハイライトされているのでとても探しやすいです。

検索用に掲載されている単語だけを眺めて、知っている、知らないと単語力チェックをしたくなってしまうほどです。

辞書を使用していて、お目当ての単語が見つからないとイライラっとしてしまうこともありますよね!

ルミナス英和辞典ではそうした心配は一切ありません!!

文字はちょっと見づらいかもです

最近発売されている辞書は紙面の文字が「ゴシック体」になってきているなど、読みやすさにもかなり重きを置いていることが感じられます。

ルミナス英和辞典は歴史のある辞書です。

そのため、辞書内の日本語は昔ながらの「明朝体」に近い字体が使われています。

紙面全体が締まった感じがしてよいのですが、最近の辞書に慣れてしまっていると「ちょっと見づらい、読みづらい」と感じてしまうかもしれません。

文字がギッシリと詰まっている感じもして「辞書はこうでなくちゃ!」という、昔ながらの辞書を求めている人には嬉しい限りですが、残念ながら私のような細かい文字を読むのが大変な世代にとっては、なかなか厳しいというのが本音です。

どんな人にオススメ?

ライトハウス英和辞典の上級版として位置づけられている本書ですが、現在は同じ研究社さんから「コンパスローズ英和辞典」が発売されているので、そちらを選ぶ方が多いかと思います。

コンパスローズ英和辞典の方が新しいですし。

そのため、ルミナス英和辞典を選ぶポイントとしては、まず「リスニング」に関する囲み記事があることです。

文字で書かれている「リスニング対策」はあまり見かけることはありませんが、なかなか勉強になるなーと思う記載も多かったです。

もう1点のオススメポイントは「和英辞典」も発売されていことです。

英和辞典・和英辞典を買いそろえようと思った場合、どうせならセットになっているものがいいなぁと思ってしまいますよね。

そのため、研究社さんの上級者向けの辞典をセットで揃えたいなぁと思った場合は「ルミナス」を選択肢に含めて検討してもよいのではないでしょうか。

おわりに

研究社さんから発刊されている「ルミナス英和辞典 第2版」を紹介しました。

発刊年は古いものの長きにわたって発売されていることからも愛用者が多いことが伺えます。

記事内でも紹介しましたが、TOEIC頻出語句なども記載されていますが、難化している現在のTOEICと比較してみるのも楽しいかもしれません。

現在販売されている辞書の中でもかなり古いものになりますので、もし本屋さんで見つけたらぜひ1度手に取ってみてくださいね。

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