辞書紹介 ニューホライズン英和・和英辞典 第8版

目次

はじめに

東京書籍さんから発刊されている「ニューホライズン 中学英和・和英辞典 第8版」を紹介します。

2020年10月に発刊された辞書で、英和辞典単体では第9版、和英辞典単体は第6版となっています。

東京書籍さんの辞書と聞いてもあまりピンと来ないかもしれませんが「フェイバリット」シリーズを出されている出版社さんといえば「分かった!」と感じる方も多いのではないでしょうか。

「アルファ フェイバリット英和辞典」「フェイバリット英和辞典」「アドバンスド フェイバリット英和辞典」と各レベルの辞書も出されている中で、英語学習の第一歩のためにと出されているのが今回ご紹介する「ニューホライズン」です。

それよりも同じ名前の教科書を出している会社さんですよ!

と説明した方が分かりやすいですかね(笑)

辞書の外観

外箱デザイン
辞書デザイン
見開きイメージ

まず見入ってしまうのが外箱のデザインですよね!

外箱の「爽やかさ」では圧倒的にナンバーワンです。

ちなみに英和辞典は「船・ヨット」に乗っている爽やかイラスト、和英辞典は「気球」に乗っている爽やかイラストが描かれています。

辞書単体のデザインは見てのとおりグリーン基調です。

辞書にしては珍しく、辞書カバーがついていません。

辞書カバーという名称が正しいのか分かりませんが、いわゆる辞書によくついてくる、透明で薄いカバーのことです。

あのカバー、辞書を使っているとよく外れてしまったり、段々と切れてきてしまうのに、何故か捨てるのもためらわれるという独特な存在感がありますよねぇ。

こちらの辞書には初めから付いていませんので、気にせずご使用いただくことが可能です(笑)

辞書の概要

辞書名称ニューホライズン 中学英和・和英辞典 第8版
見出数英和 約14,000項目
和英 約14,000項目
監修・編者笠島 準一
出版社東京書籍価格(税込)3,190円
発刊年月2020年12月総ページ数英和 738ページ
和英 696ページ
タテ×ヨコ18.6cm×13.1cm厚さ4.1cm
重さ786g色使い英和:フルカラー
和英:2色刷り
構成1ページに2列1列の文字数(日本語)19文字
カタカナ発音あり巻頭特集英和:イラストで分かる英語発信辞典
和英:なし
表紙の裏面地図(アメリカ・カナダ)背表紙の裏面世界地図
特徴・特集
(辞書内にある
 お役立ち情報等)
ルール(英・和):見出し語に関する正しい使い方を紹介
参考(英・和):見出し語に関連する情報を紹介
くらべよう(英・和):同じような意味を持つ単語の違いを紹介
ダイアログ(英・和):会話用例を紹介
文化(英和):欧米の文化を紹介
おもしろ知識:(英和)見出し語にまつわるマメ知識等を紹介
結びつく言葉:(和英)見出し語とともによく使われる語を紹介
付録(巻末)Eメールライティング(英和)
句読点・符号(英和) 
世界の国名(英和) 
不規則動詞・助動詞の変化表(英和)
不規則形容詞・副詞の変化表(英和)
※和英はナシ
その他・公式アプリ

中身をのぞいてみよう

見やすさに対する工夫

これまでの辞書紹介でも「見やすさ」という点については色々と勝手に語ってきておりますが、こちらの英和辞書でもオールカラーを活かした配色となっており大変見やす印象です。

他の辞書のフルカラー版は明るくて見やすいオールカラーですが、こちらの辞書は落ち着いていて見やすいオールカラーになっています。

特に黒、赤、青、緑色がメインで使われていますが、この3色が割と落ち着いたといいますか、濃い色が使われているせいか、あまり目がチカチカしない見やすさがあります。

また、配色が明確で見やすいという点も高評価!

見出し語・訳・例文で使われる色は赤色か黒色、意味が複数ある場合に使用される数字は青色、名詞の加算・不加算や自動詞・他動詞の区別には緑色というように、きっちりと配色されています。

これだけを覚えておけば辞書を開いたときに「どこに何が書いてあるのか?」ということを一瞬で判断することが出来るため、辞書をひくことが苦になりません!

文字大きめ・イラスト多め

他の辞書に比べると文字が若干ではありますが、大きめになっています。

そのぶん収録項目数は少なめではありますが、調べやすく、説明項目の多い複数の意味を持つ語などの一覧性も高いです。

せっかく紙の辞書をひいているので、一覧性が高いというのは需要ですよね!

イラスト(写真を含む)も多めに掲載されています。たぶん。(じしょ丸感)

ページを1、2回めくると何らかのイラストには出会いますので「文字だらけ」でイヤすぎるということもありません。

英語の勉強が本格化してくる中学生にとって、文字だらけというのはかなり厳しいと思いますので、この配慮はありがたいです。

イラスト量で選ぶとなれば「本書」か「プログレッシブ中学英和・和英辞典第2版」がオススメです。

囲み記事は基本かつ重要

囲み記事の種類としてはそこまで多くありません。

しかし、基本的な事柄をしっかりと解説してくれていますので、読み飛ばしてはいけません。

特に英語が本格化してくる中学生にとっては、基礎を固めるということも重要になってきますので、掲載されているルールはしっかりと吸収していくようにしましょう。

一方で「そうだった!」「忘れていた!」という気持ち、そして「日本語の感覚で使っていた!!」といったやりがちな間違いについてもコメントされていますので、囲み記事のなかでも「ルール」はオススメです。

私の場合ですが、ニューホライズンをペラペラとめくっている中で「challengeの対象は人」という「ルール」をすっかり忘れていたので、ハっとさせられました。

challengeという単語の直後には「人」がくるので、日本語感覚で「ピアノにチャレンジする」なんて英文を作ってはいけないということですね。

ピアノに挑戦するというときは「try」を使ってください。

私と同じようにハっとしてしまった人もいらっしゃるのではないでしょうか。

基礎的な英和・和英辞典にもたくさんの知識がつまっているので、ぜひフル活用しましょう!!

和英辞典は2色刷り

英和辞典がフルカラーであるのに対し、和英辞典は黒色と赤色の2色刷りとなっています。

だからといって違和感があるわけではありませんが、もしどちらもフルカラーがよくて購入したのに・・・といったことがないようにご注意ください。

個人的にはフルカラーのよさと2色刷りの良さを同時に味わうことができるので、非常に面白い辞書だなと思っています。

おそらく次に発刊されるバージョンではどちらもフルカラーになっているのではないかなと推測しますので、ある意味とても貴重な第8版といえるかもしれません。

その他の和英辞典の大きな特徴としましては、見出し語が非常に大きく掲載されていることで見やすさが保たれていることや、イラスト(含む写真)が英和辞典ほどは多くないのかなという印象を受けます。

こちらの和英辞典のはしがきに次のような記載がありましたので紹介します。

和英辞典は、日本語で言えるのに英語で言えないときに調べるだけのものではありません。時間のある時にぱらぱらとめくり、関心のある日本語があればどのように英語で言うのかを見てみましょう。「なんだ、こう言うのか!」と思う経験を積み重ねると英語で表現するコツが身につきます。

うーん、納得です。

特に和英辞典をめくっている時には「なんだ、こう言うのか!」と思うことが多々あります。

しかも実は知っている単語を使えばこんなことも言えたんだ!と感じることも多いんですよね。

そうしたときに辞書に印をつけたり、線を引いてみたり、といったことをする場合にはフルカラーよりも2色刷りの方が目立ちます。

今では貴重になってきている2色刷り辞書をフル活用しましょう!

アプリはちょっと・・・

こちらの辞書(英和辞典)にも専用の公式アプリがあります。

もちろん無料で使用することが可能です。

内容としては、単語を入力すると発音が確認できる、単語を入れると辞書内で使用されている英文が表示されるという機能のみです。

調べた単語や例文が辞書内のどこに掲載されているかというページ数も出てきますので、詳しく確認したいときにはすぐに辞書内に戻ることも可能です。

では、何が残念なのかと申しますと・・・。

単語を調べた時にその意味などは全く表示されないということです。

あくまで発音のみを確認するための機能なんですね。

せめて主要な意味などだけでも表示されるようにしてくれたらよかったのになぁというのが個人的に残念ポイントでした。

あくまで辞書をメインに使ってもらいたいという思いなどもあるのかもしれませんが、辞書を持ち歩けない時にも簡易的に使えるといった機能は欲しかったかなぁと。

どんな人にオススメ?

実はこちらの辞書は「ニューホライズン英和・和英辞典」という名称で、他の辞書と異なり「中学」という単語が入っていません。

そうなんです、こちらの辞書は「小学生・中学生に向けて作られている」ということが辞書内のはしがきにもしっかりと書かれています。

それを踏まえますと収録語数が抑えられていること→基礎的な内容を充実させていることにも納得ですね。

小学生が使用することも想定しているという点を含め、改めて辞書を眺めてみると平仮名が使われている割合、振り仮名が振られている場合が他の辞書よりは多いような気がします。

「わたし」という日本語も「私」とはなっていませんね、よく見ると。

漢字だらけの表記にしてしまうと辞書がどんどんと固い・難しい印象になってしまうといったことへの配慮でしょうか。

漢字を使用した方が辞書のスペース、容量にはかなり影響してくると思いますが、それを考慮しても平仮名を使っているというところに優しさを感じます。

こちらの辞書はそうした配慮があること、超基礎的な事項もしっかりと掲載されていることから小学生、英語が得意でない中学生にオススメの辞書かなと思います。

大人の方の場合は「もう英語なんて何十年も触れていない、なに1つ覚えていない」といった場合にはまずこちらの辞書をペラペラと気軽にめくるところから始めてみてはいかがでしょうか!

おわりに

東京書籍さんから発刊されている「ニューホライズン 英和・和英辞典 第8版」を紹介しました。

本屋さんで実際に見てもらいますと、おそらく中学生向けの辞書のコーナーに置いてあると思います。

他の中学英和・和英辞典がオシャレに作られている中で、こちらの辞書を手に取りますと、外箱こそ爽やかイメージですが、辞書本体は何となく地味だなと感じてしまうことでしょう。

しかし、中身は本物です。

しかも地味に作られているぶん、どれだけ汚してもいいや!気兼ねなく使える!といったメリットもあります。

ぜひ本屋さんで比較してみてください。

基礎からじっくり学ぶのにとてもいい辞書ですよ!

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